おはようございます。

もう一部の方にはご連絡しましたが、さる10月4日に訓練生を卒業しました!
昔のログをひも解いてみれば、平成18年1月17日に帯広で初フライトを迎えてから10月4日まで、1721日、4年と260日もの時間が経過していました。

極寒の帯広、たどたどしいATC(管制官との無線)をやりながら、4人乗りの飛行機で初フライト。最初は酔って酔ってしょうがなかったけれど、すぐ慣れました。
約2ヵ月訓練したのちの、初ソロフライト。横を向いても、後ろを向いても誰もいない。ただただ怖かった。
帯広で半年訓練したあと、宮崎へ。ソロでの野外飛行では宮崎から長崎に飛んで行って、同期と飛行機を駐機場に3機並べてターミナルにご飯食べに行きました。
仙台。キングエアという豪華な飛行機での訓練。与圧もついて快適でした。仙台から宮崎まで、1泊での訓練は、ちょっとだけエアラインに近づいた気がしていました。

航大卒業して会社へ。ここからの訓練は会社のことなんであまり詳しく書けないけど、また色々ありました。
アメリカでの半年間の訓練。広大な大地、異常に多い小型飛行機など、日本の空との違いにびっくりしました。私生活でちょっと落ち込んだ時期でもありました。
日本に帰ってきて大型機の訓練が始まりました。勉強すればするほど、なんてすごい飛行機だと思いました。初めてのシミュレータは、ついに夢にまで見たエアラインのコックピットに入ることができたという感動でいっぱいでした。
そして下地島で実機での離着陸訓練。あんな大きな機体を動かしてる、という実感は操縦してる時はあまりなかったけれど、同期が訓練しているのを下から見た時は、すげー!と思ったものでした。
その後路線訓練へ。初めてお客様を乗せてプッシュバックした瞬間、目には涙がうっすらと。初めての着陸はとても緊張しました。

そして。路線審査合格。

長かったと言えば長かったし、短かったと言えば、それでも長かった(笑)寮生活も4年半、来週には引っ越します。隣の部屋に行けば同期がいる、という生活に慣れ切っているので、最初は少しさびしいかも。

あくまでゴールではなく、スタート地点。この長いウォーミングアップで得たものを、これからに生かしつつ、さらに磨いていかねば。結局生涯訓練なんですけどね(笑)