そういや今日は御巣鷹山の事故から16年だそうで。
まあこの事故の事はほとんどといっていい人が知ってるだろうけど、一応説明します。
まぁ要は飛行機が墜落したんです。16年前に。
乗客乗員あわせて500余名のうち生存したのは4人。
そらもう大惨事。で、墜落した場所が御巣鷹山という場所だったのです。
俺はパイロットを目指しているから、まぁ多少は知っているんだけれど。
飛行機ってよく考えてみると、風船状態、つまり機体の中は与圧されていて地上に近い気圧になっているのに対し、外はめちゃくちゃ気圧が低いから、もうパンパン状態な訳だ。
で、一番その圧力がかかるところ、まぁこれが飛行機の尻尾のところになるわけだけど、ここに圧力隔壁っていうものすごい頑丈な蓋がしてあって、これに穴があいちゃったんだ。
その衝撃で、垂直尾翼(主翼と垂直に、機体の後部にある羽)が大破。
で気体のコントロールがきかなくなって、墜落、というわけなんだ。
だから墜落の原因は、圧力隔壁の金属疲労を点検しきれなかったこと、ということになるらしい。
顕微鏡とかで見ないと分からないらしいよ。こういう傷。
とまぁこの事件で問題となったのが遺族との賠償金問題などで、まあ不慣れだったんだろうね。JALもこれだけ大きな事故は初めてだったらしいし。
この事故について知りたい人は、「沈まぬ太陽」という本を見ましょう。
ただこの本は御巣鷹がテーマな訳じゃない。
ひとりのある男の悲しいストーリーなんだけれど、悲劇は俺は嫌いなもんで、俺はあまり好きではなかった。
けれど、まぁ一度読んでみるのもいいかも。