これは友達に送ったメールからの抜粋。
親父との思い出で一番思い出すのは、兄貴と三人で飲み行ったこと。
もう病気はわかってて(これは去年の4月にもうわかってたんだけど)、
手術後でまだお酒が飲めたころ。ちょうど去年の俺の誕生日くらいだったかな。
11ヶ月くらい前の話。
相当飲んでて感情的になった部分もあったのかもしれないけど、飲みながら親父の前で
泣いた。親父も病気のせいもあって酒が弱くなってて、でろんでろんだった。
でも、「泣くな!」って怒られちゃった。
このとき食べたうにはすごいおいしかった。親父はウニ食べたことおぼえてなかったけど(^_^;)
その後も飲みつづけ、兄貴と俺で親父を抱えて家まで帰った。ちどりあしで、なんだか大声出しながら帰ったような記憶がある。
家まで結構な距離があって、おやじはでろでろだし、俺も兄貴もかなり飲んでたからよく帰ってこれたなと思うよ。
いま、そんなことをふと思い出した。一生忘れない。
なんか、父親を亡くしたという実感はまだあまりないよ。
あまり家にいない仕事だったせいもあり、ずっと病院生活だったから、家に
親父がいないことにはあまり抵抗がないのかもしれない。
親父になにかしてあげられたかなぁ。自信を持てるものがない。
自分がしたことは、全部兄弟もしていることだという感じがしてしまう。
自分がなにかしてあげたといえるほどおこがましくはなれない。
ちょうど、あまり孝行してあげられなかったと思うくらいがいいのかもしれない。
そう納得してしまうのは自分勝手だなとも思う。
一部改。
なんか、家にいてちょっと暇になると、病院にまだ親父がいるような気がする。病院行かなきゃ、って思って、あぁもう行かなくてもいいんだ、って思う瞬間が悲しい。